2020/10/01 10:15
もし、お箸自体が使えなくなることを寿命と定義するのであれば、お箸が折れでもしない限りは、実質いつまでも使い続けることが可能です。 それなら折れない限り買い替える必要はない、と考えてしまいそうですが、実はそうではありません。お箸自体は使えても、やはり買い替えが必要になります。そして買い替えの時期が来たら、お箸にそのサインがあらわれます。ですから、そのサインがあらわれた時に、お箸の寿命が来たと考えましょう。塗り箸の場合は、だいたい1年くらい使用したときに、そのサインがあらわれるようです。そのため、塗り箸の寿命は、1年というのが通説となっています。もちろん、お箸の扱い方次第で、1年よりももっと早くにサインがあらわれる場合もあるでしょうし、1年よりももっと遅くにサインがあらわれる場合もあるでしょう。
お箸、いつまで使えるかのサイン
お箸の買い替えの時期を知らせるサインは、ずばり、「お箸の先端部分の塗装がはげて素地がむき出しになったとき」です。お箸は、何度も使用して何度も洗っているうちに、次第にお箸の塗装が剥げて、やがて素地がむき出しになってしまいます。特にお箸の先端部分の塗装が剥げやすいです。箸の素地を保護するための塗装が剥げてしまうと、素地はもろにダメージを受けることになります。その結果、素地がどんどん傷んでいきますし、カビや雑菌に繁殖することによる黒ずみも生じます。 塗装が剥がれて黒ずんでいるお箸を使い続けることは、衛生上好ましくありません。食べ物を箸で口に運ぶ際に、知らず知らずに一緒にカビや雑菌を口に入れてしまっているかもしれないからです。