2020/12/11 20:17

高台寺の傍ら、ごえん道沿いでお箸づくりをしています。
箸や楓がつくるお箸は、贈答用のお箸に日常用のお箸です。つまり、お箸のハレとケです。

 

贈答品には「ハレ箸」です。

「衣服に晴れ着があるように、お箸にも晴れの日に使うハレ箸」があってもと考えています。日本には、お正月にはじまりクリスマスまで、いろいろな「晴れの日」があります。さらに誕生日、結婚記念日など、あなたやご家族の皆様にもそれぞれの晴れの日が考えられます。「箸や楓」の思いは、普段着と晴れ着があるように、箸にも普段使いの箸とそんな晴れの日に使う晴れ箸があってもよいのではということです。そして、晴れの日のご馳走をハレ箸で召しあがって、より楽しく豊かなお気持ちで過ごしていただきたいのです。ハレ箸をプレゼントにして頂き、ハレの日に使って頂けるとして一生使って頂けるような、そんな思いのこもったプレゼントにと考えています。

 

「日常箸」の考え方

食事をするときに欠かせないお箸。毎日のように口にするお箸は器と同じくこだわりたいものです。長くお気に入りを使うのも良いのですが、お箸には寿命があります。正しいお手入れ方法を知り、数本のお箸を食事の内容によって使い分ける。例えば、お刺身と焼きそば・朝食と夕食等です。毎日使うものだからこそこだわりたいお箸をおすすめします。 

お箸は靴と同じで、使った分だけ摩耗します。例えば同じ材質のお箸が3本(ABC)あり、寿命がそれぞれ1年と仮定した場合、Aのお箸を毎日使えば1年で摩耗します。しかし、ABのお箸を交互につかえば2年間使えます。そしてABCのお箸を交互に使えば3年間使えます。この事は、一生で使うお箸の本数は決まっていると思えます。従って数本のお箸を使いまわしても、同じ箸を寿命がなくなるまで使用しても、一生で使うお箸の本数は同じです。だからこそ、食に興味をお持ちの方、より美味しくお食事をしたい方に数本のお箸を持つ事をおすすめします。

先ずは、お刺身と肉野菜炒め用のお箸を2膳からスタートして下さい。