2021/07/21 07:15
お箸は『古事記』『日本書紀』『万葉集』等にすでに登場する長い歴史をもつ生活道具です。 語源を探ると「食と口との橋の意」あるいは「間に挟むの謂か」とあり、また「箸をはしと言うのは嘴(はし)なり…」とも記されています。箸を使うのは中国、朝鮮、韓国、ベトナム、そして日本ですが、日本以外では箸と匙(スプーン)をセットにして使うのに対し、純粋に箸だけを使うのは日本だけです。箸使いに高度な手先の器用さと敏感さが求められたのは事実で、日本独得の繊細な文化とも関連するものといえます。
箸の冠は、竹です。きっと竹でお箸を作っていたのでしょう。すべらなくて使いやすいです。