2022/01/19 06:21
一般的にお箸の寿命は、折れて使えなくなった時、あるいはいいものを見つけた、もらった場合など、使わなくなった時まで使われる方がほとんどだと思います。ですので、お箸の寿命と言われてピンとくる方は少ないのではないでしょうか。塗りは素地の保護のためにしてあります。そのため、塗りが剥げてしまった後は、素地がむき出しになってしまい、直接ダメージを受けてしまいます。天然素材を使っているものは、その直接のダメージにより、黒ずみが目立ってしまい、どうしても避けられません。これは素地にシミが出来たことによるもの、あるいはまな板の黒ずみ同様、雑菌やカビなどによるものと考えられます。お箸は毎日必ず口に入るものです。食の安全の面から考えると、こうなってしまったお箸を使い続けることは、お勧めは出来ません。そのため、塗りが剥げて黒ずむまでがお箸の寿命、と考えています。
写真は箸先を再度乾漆で仕上げた強固なので、寿命が長くなると思われます。つまり、長く使いたいのなら箸先が強固なお箸をえらんでください。